最終更新日 2018年6月3日
株式は1つに賭け、外為は2つ同時に賭ける
米国ニューヨークを本拠地として金融ニュースを配信するTheStreetは5月29日、外国為替トレードの基本セオリーを簡単にまとめた記事を掲載した。
最近の報道は毎日のように、通貨市場の話題で溢れている。トルコ・リラの急落、中国、ブレグジット、そして我が米ドル。これらは何を意味し、通貨市場ではどうやって稼げばいいのか。
外国為替取引は世界中で24時間、休みなく行われているが、外為の取引は株式の取引とは少し違う。株式では1つの銘柄が上がることに賭けて購入するが、通貨では常に2つを選んで賭ける。例えば米ドルが上がりポンドが下がることに賭ければ、取引はUSDGBPとなる。
通貨価値の変動を左右する4つの関連事象
ある国の通貨を買ったとして、その国の商品やサービスへの需要が高くなれば、通貨への需要も高くなりやすい。
次にインフレも通貨の価値を変える。通常、インフレが進めば貨幣価値は下がる。
しかしインフレに対抗するために政策金利が引き上げられれば、通貨の価値は支えられる。
最後に国の政治状況次第で通貨の高騰も暴落も起こる。市民の間に暴動が起こり政府が破産すれば、まず間違いなく貨幣価値は急降下するだろう。
ここまでのところ、納得できただろうか。外為市場は超高速で複雑、弱気な人にはお勧めでない。そして外為トレードをするときには、注意深く、損切りをすることが重要だ。
(画像はpixabay.comより)
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TheStreet 記事原文
https://www.thestreet.com/