チリ裁判所、Estado銀行にOrionxらとの取引再開を命ずる

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最終更新日 2018年7月18日

暗号通貨取引所の勝訴

CCNは7月16日、チリの国営銀行であるEstado銀行が、3つの暗号通貨取引所の口座を一方的に停止した問題に対し、チリ裁判所は不当であるとし取引再開を命じる判決を行ったと報じている。

Estado銀行、暗号取引停止の問題

これは、Estado銀行が今年3月、ビットコインなどの暗号通貨取引を行っているOrionx、CryptoMKT、Buda.comに対し口座を閉鎖。理由は明らかにされておらず、いわゆる暗号通貨のプラットフォームの役割を果たしている企業との取引を中止するとのみ発表していた。

これに対しOrionxなどの取引所は、広範囲な金融サービスにアクセスすることが不可能になり、恣意的かつ権利の剥奪であり、共和国憲法に違反する行為であると訴えを起こした。

この訴えはOrionxらの勝利となった。裁判所は、取引所の行っているサービスは法律に違反する行為ではなく、しかも取引所との契約締結後に銀行の政策によって閉鎖されている。原告側の経済活動の発展に影響を与えているとして、同銀行に口座の再開設を命じた。

安全な取引のためのガイドラインを

原告側の一つであるBuda.comのCEO・Guillermo Torrealba氏は、チリの安全なビジネスを売買することはできない、同行の姿勢は恣意的であり、業界全体の発展を妨げているとコメントしている。

一方チリ中央銀行総裁は、金融機関に対し「暗号侵害規制」の導入を検討しているという。

(画像は写真ACより)

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