6月の米輸入物価指数 ドル高が要因で前月よりも下落

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最終更新日 2018年7月17日

特に輸入物価の下落が著しいのは食品

米労働省は7月13日、6月の輸入物価指数が前月比で0.4%下落したと発表した。下落幅の大きさは2016年2月以来となる。市場予測は前月比0.1%の上昇だった。なお、前年同月比では4.3%上昇した。ロイター通信が報じた。

品目別にみると、食品の輸入価格が2.6%下落、石油の輸入価格が0.8%下落した。また、石油を除いた輸入価格は前月比で0.3%下落した一方、前年同月比で1.4%上昇した。

輸入物価指数が下落した要因としては、ドルが力強く上昇したことがあげられる。6月、ドルは主要な貿易国との通貨に対して1.6%上昇したほか、今年に入ってからは貿易加重ベースでみると3.8%上昇した。

JPモルガンのエコノミストは、米国内の労働市場逼迫により、物価は上昇傾向となっているが、ドルの上昇により輸入価格は下落しているとの見解を示した。

米ドル指数は95を下回る展開に

輸入物価指数が下落したほかにも、同日に発表された7月の米ミシガン大消費者信頼感指数が市場予測を下回ったこともあり、主要通貨に対する米ドルの価値を示す米ドル指数は95を下回り、13日の時点では94ポイントの半ばで推移した。

(画像はREUTERSより)

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