トランプ米大統領 OPEC加盟国に対し原油価格の引き下げ要求

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最終更新日 2018年7月6日

「価格を引き下げろ、今すぐだ!」トランプ米大統領

トランプ米大統領は、石油輸出国機構(OPEC)の加盟国に対し、原油価格安定化のために原油を増産するよう要求した。米のニュース専門放送局CNBCが7月4日に報じた。

同大統領はツイッターに「市場を独占しているOPECは、ガソリン価格が上昇していることを自覚すべきだ。そしてOPEC自身が助けになることを行っていないことも自覚すべきだ。米国は、わずかな額で多くの加盟国を守っているにもかかわらず、OPECは価格を吊り上げている。本来は双方向であるべきだ。価格を引き下げろ、今すぐだ!」と投稿した。

北海ブレント原油先物、一時1バレル=78ドルに

同大統領が原油価格の引き下げを要求した背景としては、7月3日に北海ブレント原油先物が1バレル=78ドルに迫る水準にまで上昇したことがあげられる。

また、WTI原油先物は3日、一時1バレル=75ドルを上回る水準で取引されたが、その後は価格が下落し、1バレル=74ドル台での取引が行われた。

米国では、ガソリン価格が1ガロン=3ドルを上回ると、国民の不満が生じやすくなる傾向がある。同大統領の原油価格引き下げ要求は、米国民の不満を緩和するための行動との見方もある。

(画像はCNBCより)

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