米中貿易戦争の危機を回避、株式市場好感

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最終更新日 2018年5月23日

2日間の貿易交渉が終結、関税なしで合意

米国東海岸を本拠地とするNY Daily Newsは5月21日、欧州とアジアの株式市場が米中間の貿易交渉締結を受けて上昇、月曜日の市場を閉じた様子を取り上げた。

米国と中国は相互に関税を課さないことに合意して2日間の貿易交渉を終え、貿易戦争の瀬戸際から身を引いた。米国は中国製品に対する1500億ドルの課税を保留することに同意し、マヌーチン財務長官は両国が「意味のある前進」を遂げたと述べた。中国側は米国の商品やサービスの購入を「大幅に増やす」と語った。

みずほ銀行のアナリストによれば、米中間の交渉が進行中だった金曜日はリスクに対して慎重、いささか低調だったが、今後アジアの株式市場は上昇するだろうという。

米ドル、110.78円から111.28円に続伸

欧州株式市場ではロンドンのFTSE100が0.6%上昇、フランスのCAC40も0.5%アップ、ドイツ市場は休みだった。アジアでは日経225が0.3%上昇などおおむね好調だったが、オーストラリアの指標は0.1%下げた。

通貨市場では米ドルが110.78円から111.28円に上昇、ユーロは対日本円で1.1770から1.1760に後退した。

原油価格はニューヨーク市場の電子取引で前回の21セント安から反転して6セント高、1バレル71.34ドルとなった。ブレント原油は前回の79セント安からさらに25セント下降、1バレル78.26ドルとなった。

(画像はmaxpixelより)

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NY Daily News記事原文
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