4月の米ISM製造業景況指数は57.3 前月比で2ポイント低下

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最終更新日 2018年5月3日

鉄鋼等の追加関税の影響で、価格指数は高水準に

米供給管理協会(ISM)は5月1日、4月の米ISM製造業景況指数を57.3と発表した。米ニュース専門放送局のCNBCが報じた。

同指数は、前月の59.3と比較すると2ポイント低下したが、景気拡大を示す「50」を超えることもあり、米の製造業は、引き続き堅調な状況と言える。

同指数を項目別にみた場合、特に高かったのが価格指数で、前月比1.2ポイント増の79.3となった。価格指数は、2011年4月以来の高水準。4月は18業種中17業種で価格が上昇した。

価格上昇の背景としては、トランプ政権による鉄鋼、アルミニウムの追加関税措置があげられる。原材料不足の懸念が、価格上昇につながったとみられる。

また、雇用指数は、労働力不足を背景として前月比で低下した。

米製造業は堅調な状況 米ドル指数は92.5前後に

米ISM製造業景況指数は前月比で低下したものの、米の製造業はおおむね堅調であることから、5月1日、米ドル指数は92ポイント台の半ばで推移した。

グリニッジ標準時(GMT)同日午後2時台には、米ドル指数は92.49をつけ、前日比で0.71%上昇した。今後、米ドル指数は、1月10日につけた92.64を上回る可能性がある。

(画像はCNBCより)

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