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ドイツ人の心の中では今でも金本位制が


ブンデスバンクの金庫には1700トンの金塊が

ドイツの主要紙Handelsblattは4月11日、ブンデスバンクが金塊の一般公開を開始した話題を取り上げた。

第二次世界大戦の賠償終了後、ドイツの金保有量はゼロだった。しかし1970年代に世界で金本位制が終了するまで、ドイツはブレトンウッズ協定に基づいて、支払い余剰金を金塊で蓄積し続けた。

その後2012年には、国外で所有していた700トンもの金塊の本国送還を決定し、全保有量の半分にあたる1700トンがブンデスバンクで保管されている。

今ではドイツの金保有量は世界の1.8%を占め、米国に次ぐ金保有国となっている。ドイツでは外貨準備高の70%が金塊で占められており、これに較べると中国は2%、スイスでもわずか6%でしかない。

金への愛着、紙幣に対する強い猜疑心

ニーベルンゲン神話の呪われた黄金が示すように、ドイツ人は何世紀もの間、金に対して強い愛着を感じてきた。第一次世界大戦後の驚異的なインフレの歴史もあり、ドイツ人の紙幣に対する猜疑心は根強い。

現在では各国の余剰金は紙幣によって蓄積し、例えば中国などは対米貿易の黒字で巨額のドルを保有している。ユーロ圏では欧州中央銀行の決済システムを利用するが、ドイツ人はそれに対しても懐疑的だ。例えばギリシャがユーロを脱退して破産すれば、ドイツは黒字をどこに請求できるのか。

金塊はそれに較べてはるかに具体性がある。ブンデスバンクはドイツ国民を安心させるために、金塊に関する情報を詳しく公開している。

(画像はpixabay.comより)

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Handelsblatt 記事原文
https://global.handelsblatt.com/

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