香港ドル 米ドルに対する変動幅の下限まで下落 為替介入実施 

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最終更新日 2018年4月14日

1米ドル=7.85香港ドルに 為替介入は2015年以来

香港の中央銀行にあたる香港金融管理局は4月12日、米ドルに対してペッグ制が採用されている香港ドルが、変動幅の下限である1米ドル=7.85香港ドルを付けたことを受け、2015年以来となる為替介入を行った。

買い入れ額は8億1600万香港ドル(1億395万米ドル)。同局は、4月16日にも、香港内の銀行間市場における資金量を表す「アグリゲート・バランス」を1789億6000万香港ドルに減少させる見通しだ。

みずほ銀行香港支店によると、香港ドルの下落は、危機的な状況に該当するものではないとの見解を示した。また、香港市場においては、これといった不安材料がみられないことから、のちには香港ドルが買い戻されると予測した。

また、香港に本部を置く東亜銀行は、短期的、あるいは中期的にみれば、香港ドルは米ドルに対して低水準の状況が続くものの、1米ドル=7.85香港ドルに達するほどの状況にはなりにくいとの見解を示した。

米ドルに対しペッグ制が採用される香港ドル

香港ドルは、1983年以降、米ドルに対するペッグ制が施行され、1米ドル=7.8香港ドルと定められた。2005年5月以降は、1米ドル=7.75~7.85香港ドルの間で変動が認められるようになった。

(画像はCHANNEL NEWSASIAより)

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