3月のダラス連銀製造業景況指数は21.4 前月比で大幅な低下に

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最終更新日 2018年3月29日

製造業の成長ペースは、前月よりも緩やかなものに

ダラス連邦準備銀行は3月26日、3月のダラス連銀製造業景況指数を21.4と発表した。先月の指数は37.2で、先月と比較すると約16ポイント低下した。なお、市場予測は33.4で、市場予測の数値も大幅に下回った。

テキサス州の製造業は持続的な成長がみられるものの、3月に入り、成長のペースは緩やかなものとなっている。同指数について項目別に見ると、生産は12.7で、前月比で約15ポイントの落ち込みが見られた。

他の項目も、プラスの数値となっているものの、前月と比較すると大幅な落ち込みとなっている。出荷は9.3で、前月比で約23ポイント低下したほか、新規受注は8.3で、前月比で約17ポイント低下するなど、二桁の低下が見られる項目もあった。

そのほか、賃金、雇用、平均労働時間の項目も、前月と比較すると低下した。

指数の低下により、米ドル指数も下落

同指数が前月比、および市場予測の数値よりも大幅に下回ったこともあり、ドルは下落した。主要通貨に対する米ドルの価値を示す米ドル指数は、3月26日の時点で0.46%下落し、89.09となった。

一方で、米中間の貿易戦争は緩和の傾向が見られることもあり、ドル・円はドルが買われる展開となっている。日本時間3月27日午前の時点では、1ドル=105円台半ばで取引されている。

(画像はダラス連邦準備銀行より)

▼外部リンク

ダラス連邦準備銀行(プレスリリース)
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