「Last Look」に透明性を、英国投資協会がFXトレードに勧告

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最終更新日 2018年2月24日

取引の透明性を

Financial Newsでは2月22日、ブリティッシュ・インベストメント・アソシエーション(British Investment Association)が、FXの慣行「Last Look(ラスト・ルック)」に対し、取引の透明性を提示するよう勧告していると報じている。

取引停止などの説明義務を

インベストメント・アソシエーション(IA)は英国の投資業界で7兆ポンド規模を扱う貿易機関だ。IAが提示する新しいガイドラインでは、「Last Look」適用時の詳細な説明を要求する内容を盛り込んでいる。

FX業界では、投資銀行が顧客との取引要求を辞退、または拒否する最後の機会「Last Look」の習慣を持っている。現状では、ファンドマネージャーなどに最後の見通しがいつ適用されるかなど十分な情報を与える義務はない。

増加する不正行為

近年、こうしたFXの慣行が問題となっている。バークレイズ証券のニューヨーク支店では、FXトレーダーの詐欺行為により150万ドルの罰金を科せられている。

またクレディ・スイスも米国証券取引委員会よりFXビジネスの不正を訴えられ、135万ドルの罰金を受けている。

こうした背景からIAでは、FX業界における資産運用の透明性を示したうえで、顧客に対し公正な取引を保証する必要があると主張している。

(画像は写真ACより)

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