最終更新日 2018年2月22日
10年債の利回りは、3%をうかがう状況に
米財務省は2月20日、280億ドル(約3兆円)規模の2年債入札を実施した。落札利回りは最高で2.255%に達したが、この数値は、2008年8月以来の高水準だ。応札率は2.72%で、昨年1月以来の低水準となった。
米東部時間2月20日午後2時30分の時点では、10年債の利回りが2.899%に、30年債の利回りが3.159%に達した。10年債の利回りは、3%をうかがう状況だ。
同省は、今週中にも、5年債の入札を350億ドル(約3兆7400億円)規模で、また、7年債の入札を290億ドル(約3兆1000億円)規模で実施する予定だ。
なお、国債の利回りは、米のみならず、独でも上昇している。独連邦統計局は、1月の生産者物価指数が前月比で0.5%、前年同期比で2.1%上昇したと発表した。それに伴い、独の10年債利回りは0.738%に上昇した。
米金利上昇に伴い、ドル高の傾向
米金利の上昇傾向に伴い、ドルが買われる展開となっている。2月20日の時点では、ドルはスイスフランに対して上昇し、1ドル=0.9540スイスフラン前後で取引された。
また、先週末は円高傾向が続き、一時的に1ドル=105円台で取引されていたが、今週に入り、一転してドル高傾向となった。21日午前の時点では、107円台20銭から30銭で取引されている。
(画像はMarketWatchより)
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