最終更新日 2018年2月16日
待望の消費者物価指数は予想以上の上昇率
世界の為替トレーダーにニュースを配信するInvesting.comは2月14日、米消費者物価指数の発表を受けて米ドルが上昇したことを取り上げた。
米労働省の発表によると、1月の消費者物価指数は年率で2.1%上昇、食品とエネルギーを除いた上昇率は1.8%だった。前月との比較では0.5%上昇、食品とエネルギーを除いた上昇率は0.3%だった。
別の発表によると、米国の小売売上高は12月に0.4%増だったものの、1月は0.3%減だった。
投資家は物価上昇圧力が予想より早い金利引き上げにつながることを恐れ、それが2週間前の株式市場における売りの引き金を引いたとされる。注目を集めていた消費者物価指数は予想より高い上昇率を示し、連銀が予想より早く金利を引き上げる見通しを強化した。
米ドルはユーロとポンドに対して上昇
1月の米消費者物価指数発表を受けて、米ドルインデックス(DXY)は米国東海岸時間午前8時40分の時点で89.93まで浮上、ユーロとポンドに対して上昇した。
米ドルは今月初めに見られた株式市場の低迷時には、「避難所」として投資家の需要に応えたが、経常収支が黒字で安全な通貨と目される日本円に対しては劣勢のままで、夜の間に過去15カ月間で最低の106.84まで下がった後、107.46となった。
(画像はpxhere.comより)
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Investing 記事原文
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