最終更新日 2018年2月6日
非農業部門の雇用者数が、前月比で約20万人増
米労働省労働統計局は2月2日、1月の米雇用統計を発表した。非農業部門の雇用者数は、前月比で約20万人増加した。
市場では、雇用者数の伸びを18万人と予測していたことから、市場予想を上回った形だ。また、失業率は4.1%で、昨年来の低水準を維持している。
雇用者数は、建設業、製造業、飲食業、ヘルスケアなど、幅広い業種で増加した。失業率は、昨年10月に4.1%まで低下して以降、4ヶ月連続で同じ数値を維持した形だ。失業者数は、約670万人。
成人男性の失業率は3.9%、成人女性の失業率は3.6%、10代の失業率は13.9%で、いずれの数値もほぼ横ばいとなった。
また、27週間以上失業している長期失業者数は約140万人で、失業者数の約21.5%を占めているが、この数値もほぼ横ばいとなった。
ドルは、主要通貨に対して上昇
同局の発表を受け、米の労働市場が堅調に推移しているとの見方から、2月3日はドルが買われる展開となり、対円、対ユーロ、対ポンドともに上昇した。
同日は、1ドル=110円台前半で取引された。また、ユーロドルで見ると、一時的に1ユーロ=1.2417ドルまで下落したほか、ポンドドルで見ると、一時的に1ポンド=1.4102ドルまで下落した。
(画像は米労働統計局より)
▼外部リンク
米労働統計局(プレスリリース)
https://www.bls.gov/news.release/empsit.nr0.htm
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