最終更新日 2018年7月17日
2018会計年度の9か月間では、前年比で財政赤字拡大
米財務省は7月12日、2018会計年度(2017年10月から2018年9月まで)において、今年6月までの9か月間の累計赤字を6070億ドル(約67兆9800億円)と発表した。
9か月間の累計赤字の額は前年比で16%増加した。ブルームバーグが報じた。
9か月間の歳入は2兆5400億ドル(約284兆4800億円)で前年比1.3%増加したものの、歳出は前年比3.9%増加し、3兆1500億ドル(約352兆8000億円)となったことから、累計赤字額が拡大した形だ。
また、6月単月の財政赤字は749億ドル(約8兆3900億円)で、昨年6月の902億ドル(約1兆100億円)の赤字と比較すると、赤字額は減少した。
米金融大手のウェルズ・ファーゴによると、6月の財政赤字額はほぼ予想通りで、2018会計年度の累計赤字額は7750億ドル(約86兆8000億円)と見込んでいる。
ドル・円は半年ぶりに1ドル=112円台半ばに
6月単月の財政赤字額が昨年6月よりも減少したことを受け、12日はドルが買われる展開となり、ドル・円は1ドル=112円50銭前後での取引が行われた。
同日のドル・円の最高値は1ドル=112円62銭。また、1ドル=112円台半ばの値をつけたのは今年1月上旬以来となる。
(画像はBloombergより)
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