最終更新日 2018年7月9日
サービス産業は堅調だが、関税率上昇が今後の懸念
米サプライマネジメント協会(ISM)は7月5日、6月のISM非製造業景況感指数を59.1と発表した。前月の数値である58.6を0.5ポイント上回った。ロイター通信が報じた。
項目別に見ると、新規受注が2.7ポイント上昇した。一方で、受注残高は4.0ポイント低下したほか、支払価格も3.6ポイント低下した。
ISMは、サービス産業は依然として堅調であり、米経済を下支えしている状況との見方を示した。
その一方、懸念材料として貿易戦争が原因による関税率の上昇や、生産能力の制限をあげたほか、トラックドライバー不足が深刻化していることから、納入についても懸念を示した。
指数が好調も、ドルは下落の傾向に
同指数は前月の数値を上回ったものの、5日の時点では、ドルは下落傾向となった。
主要通貨に対するドルの価値を示す米ドル指数は、前日比で0.19%低下して94.35をつけた。
また、ユーロ・ドルは0.31%上昇し、1ユーロ=1.1697ドルで取引された。一方で、ポンド・ドルは若干ながら下落し、1ポンド=1.3224ドルの値をつけた。ドルは、日本円に対して上昇したものの、他の主要通貨に対しては下落した形だ。
(画像はREUTERSより)
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