最終更新日 2018年7月5日
ルーブル外貨の安値
FINANCE MAGNATESは7月3日、ロシアの主要資産であるモスクワ取引所(MOEX)は、2018年6月までの取引量を発表したと報道。FX資産は2ヶ月連続で減少しているという。
市場は拡大、通貨は下落傾向
近年、ロシアのFX市場はグローバル規模で発展してきており、モスクワの2大証券取引所の合併で結成された機関も、FX市場参加者の増加を促していた。
しかしルーブルは最近の安値から回復できていないようだ。MOEXは外国為替市場の売り上げで、2018年6月には28.3兆ルーブル(4478億米ドル)を報告。5月の30.2兆ルーブル(4900億米ドル)から6.3%減少している。
4月の31.8兆ルーブル(5100億米ドル)のピークから11.0%の減少、2ヶ月連続で減少している。MOEXの総FX売上高は、2017年6月の31.5兆ルーブルから10%減少したと指摘されている。
デリバティブ取引はわずかに上昇
2018年6月の取引総額は7.4兆ルーブル、スワップ取引は20.9兆ルーブルで月ベースで下回っている。MOEXの5月の総取引額は77.4兆ルーブル、6月の総取引額は70.8兆ルーブルで5月から8.5%の下落。
MOEXの業績は外貨建てに限らず、6月のデリバティブ市場全体でも見られた。グループは5月に7.5兆ルーブル、6月に6.9兆ルーブルを調達し前年比でマイナス8%だが、月間では6.7兆ルーブルとやや高めとなった。
(画像は写真ACより)
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