最終更新日 2018年7月5日
財政規律維持の発言で、投資家らに安心感広がる
7月3日、メキシコペソ(MXN=D2)は前日比2.5%上昇した。上昇幅は2016年以来の高水準となった。ロイター通信が報じた。
メキシコペソが上昇した要因としては、1日に投開票が実施されたメキシコ大統領選挙で左派候補のアンドレス・マヌエル・ロペスオブラドール氏が当選したことがあげられる。
同氏は3日、財政規律を維持すると発言したが、同氏の発言は投資家らに安心感を与えた模様で、そのことがメキシコペソの上昇につながっているとみられる。
そのほか、同氏は、高齢者向けの年金支給と若者向けの奨学金支給のために、社会保障費を増額する考えを示した。
1ドル=19.50メキシコペソは、5月下旬以来の水準
ドル・メキシコペソは3日、5月下旬以来となる1ドル=19.50メキシコペソで取引された。
また、ドル・メキシコペソは、6月に1ドル=21.00メキシコペソの値をつけたが、それ以降、ドル・メキシコペソは8%も下落した形だ。
ドル・メキシコペソは、当面1ドル=19.50メキシコペソ前後で推移するとの見方もあるが、次の強力な下値支持線は1ドル=19.20~30メキシコペソとなっており、今後はその価格までドル・メキシコペソが下落する可能性もあり得る。
(画像はREUTERSより)
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