米 各国にイラン産原油の輸入停止を要求 それに伴い加ドル上昇

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最終更新日 2018年6月30日

WTI原油先物価格 1か月ぶりに70ドルの大台に

米国務省が6月26日に、イラン産原油の輸入を11月までにゼロとすることを各国に要求したことを受け、WTI原油先物価格は1バレル=70ドルの大台を突破した。米のニュース専門放送局CNBCが報じた。

イラン産原油の輸入を停止する背景としては、米が5月にイラン核合意から離脱したことを受け、イランに対して経済制裁を課すことがあげられる。

WTI原油先物価格は、26日の時点で1バレル=70.53ドルの値をつけた。1バレル=70ドル台の値をつけたのは5月25日以来で約1か月ぶりとなる。ベネズエラで産油量が減少していることも、原油価格の上昇につながっている模様だ。

イランは、OPEC加盟国の中では産油量が3番目に多く、輸出量は1日あたり200万バレル以上だが、イラン産原油の輸入停止は、原油の供給量不足と価格のさらなる上昇を招きかねない。

カナダドルは、原油価格と連動する傾向に

WTI原油先物価格が1バレル=70ドルの大台を超えたこともあり、原油価格と連動した値動きをしやすいカナダドルは、米ドルに対して買われる展開となった。

26日は一時的に1米ドル=1.3290ドルの値をつけ、1米ドル=1.33カナダドルを下回った。

米ドルはカナダドルに対して売られたものの、主要通貨に対する米ドルの価値を示す米ドル指数は94を上回る水準を維持した。

(画像はCNBCより)

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