最終更新日 2018年6月29日
相場の上げ下げは、一直線の変化ではない
FX関係のニュースを配信するLeap Rateは6月26日、テクニカル分析で多用される、トレンドラインの基本をまとめた。
相場に上昇、下降のトレンド(傾向)が現れても、その動きは直線的ではない。いくつかの波のように小さな上下を繰り返す。そこで波の頂上から頂上、底から底をつないだトレンドラインが、価格変動の予想に使われる。
トレンドが消滅しない限り、相場はトレンドラインの中で細かく上下し続ける。短期的な利益の確定を繰り返すスキャルピングでもスイングトレードでも、理屈は同じだ。安い時に買って高い時に売る。
政治や経済など、市場のファンダメンタルズが変われば、それまでのトレンドは消滅する。その時の対応はトレーダーの戦略次第だが、売り抜けて利益を確定する人もいれば、トレンドの消滅を機会に新しい取引に入る人もいる。
下げのサポートライン、上げのレジスタンスライン
トレンドラインを描く際には、相場の変化が2本の線の中に収まるように、波の頂上や底の点をつないでいく。そうすることで、トレンドの上限と下限が見えてくる。これらが何度も破られたらそのトレンドラインは、予想には適さなくなる。
こうした分析を用いて、トレーダーは相場の変動を見極めようとする。うまくサポートラインやレジスタンスラインを見つけることができれば、取引に利益をもたらす素晴らしいツールとなる。
(画像はcommons.wikimedia.orgより)
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Leap Rate 記事原文
https://www.leaprate.com/