最終更新日 2018年6月19日
FXPA、課題を話し合う
Traders magazineは6月18日、外国為替専門協会 (FXPA)がFXグローバルコード発行から1年を記念し、コードへの理解や影響などについて議論を行ったと報じている。市場参加者は増加するも、課題は残っている。
市場参加の増加と課題
グローバルコードの発行とともにグローバル外国為替委員会(GFXC)を設立。中央銀行や16の国債FX取引センターの代表などがコード管理や問題に取り組んでいる。グローバルインデックスに登録する参加者は増加しているが、課題も残っている。
トレーダーたちを警戒させているのは、ヘッジとプリヘッジの使用に関する不透明さだ。昨年も銀行でのFX談合事件が発覚し3人が逮捕、銀行は100億ドルの罰金を支払っている。
銀行やプロバイダーが取引の要求を拒否すると、顧客の注文から情報を収集できる。ラスト・ルック(最終見通し)を使用することで、ディーラーに重要な情報の優位性があり、顧客は実行上不利益になるという懸念がある。
理解・遵守されるコードへ
GFXCではこうした例を研究するワーキング・グループが形成されている。
しかしFXPAの関係者も、グローバルコードを守ることが何を意味するのか、それが銀行、プロバイダー、電子取引を含む多様な市場参加者にどのように適用されるのかなど、いくつかの課題に直面していることを認めている。
(画像は写真ACより)
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