最終更新日 2018年6月14日
仮想通貨市場の危機
The guardianは6月11日、韓国の仮想通貨取引所Coinrailがハッキングの被害にあったことから、ビットコインなど仮想通貨の価格が急落したと報じている。セキュリティへの懸念が高まる。
韓国でハッキング被害
今回の不正流出を受けて、仮想通貨市場は日曜日に10%急落し2ヶ月ぶりの安値となった。特にビットコインは1時間に500ドルを失い、ルクセンブルグのBitstampで6,627ドル、ほかのデジタル通貨も大きな損失を記録している。
Coinrailは声明で、日曜日にサイバー攻撃により取引されたコインの30%が失われたと発表。正確な数字は発表されなかったが、約400億ウォン(27.8億米ドル)と推定されている。現在操作・分析中だ。
アナリストらによると、ビットコインは昨年11月中旬から12月中旬にかけて価格が3倍に跳ね上がり、クリスマス前の週は2万ドルで過去最高となったが、その後のボラティリティは低下しており、今年2月には5,900ドル、今週月曜日の午後は6,750ドルで取引を終えている。
セキュリティの強化を
仮想通貨取引における規制管理の問題を指摘する声もある。昨年12月には2度のハッキングにより韓国のYoBit取引所は破産、今年1月には日本のコインチェックが5億ドル以上をハッキングされている。
それにもかかわらず被害が食い止められないのは、緩やかな規制の結果であり、定期的なアップグレードが行われる高度なセキュリティ体制が必要だと述べている。
(画像は写真ACより)
▼外部リンク
The guardian
https://www.theguardian.com/