最終更新日 2018年6月1日
6月のポンドの動きは?
Pound Sterling LIVEは5月30日、ポンドの6月の見通しについてアナリストたちの指摘を掲載している。今後景気が好転するか悪化するか意見もそれぞれであり、6月が分かれ道のようだ。
主要通貨に対し脆弱
5月の英国ポンドは、イングランド銀行の金利上昇の遅れと欧州離脱交渉に対する懸念の高まりから、主要通貨に対して弱くなっている。
現在米ドルに対して2.5%、豪ドルに対して2.8%、円に対して3.5%を下回っている。唯一安定しているのがユーロで、1%を上回っている。
欧州離脱問題で達成された合意の中でも、北アイルランドの取り扱いなど主要な問題は曖昧な点が多く、投資家が今後のシナリオを予測するのは容易ではないとしている。特に貿易交渉問題の懸念から、3ヶ月見通しで1ポンド0.89米ドルとみている。
今後の展開は政治による
しかしポジティブな面もあるという。4月に英国の小売売上高は、年率で換算すると1.4%、月では1.6%上昇しており、予想の2倍以上となり好調であることから、6月にも維持され結果として好転、または予想外の展開を見せるのではという意見がある。
しかしアナリストたちはインフレが終わりに近づいていることも指摘。8月にはイングランド銀行の金利上昇が行われる可能性に合意している。いずれにせよ6月は、政治的な動きに注目するべきであるとしている。
(画像は写真ACより)
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