最終更新日 2018年5月27日
株式市場のデジタル化
THE WALL STREET JOURNALは5月23日、米国・シカゴのオプション取引所がオンライン小売業のOverstock.comと提携し、デジタル版株式「セキュリティー・トークン」のための取引所を開くと報じている。
セキュリティー・トークン
今回設立されるBOX Digital Markets LLCは、デジタル資産取引プラットフォーム「tZero」との合併で初のセキュリティー・トークンによる株の取引事業を行う。
ブロックチェーンを利用し、米国証券取引委員会(SEC)の規則に沿った一定の条件を満たす「認定投資家」のみに、有価証券が売却される。
合併は今後数週間で完了し、その後は規制当局との協議を開始。初の規制を受けた株式市場のデジタル化が誕生する。プロジェクトチームはBOXの既存の交換ライセンスを使ってセキュリティー・トークンを作成する計画だとしているが、詳細は明らかにされていない。
効率性と時代の変化
株式におけるトークンの考え方は、伝統を壊す脅威という考えが根強いが、なかには投資家のコスト削減につながり効率的であるという人もいる。
現在多くのスタートアップ企業がセキュリティー・トークンの開発に取り組んでおり、時代の変革期を迎えているとしている。
(画像は写真ACより)
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THE WALL STREET JOURNAL
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