最終更新日 2018年5月8日
失業率は2000年12月以来の低水準
米のメディアは、米労働省が5月4日に4月の雇用統計を発表した件について報じた。それによると、非農業部門の就業者数は前月比で16万4000人増加したという。しかしながら、市場予測の19万2000人増は下回った形となった。
失業率は3.9%で、2000年12月以来の低水準に達した。
格付け会社大手のS&Pグローバル・レーティングによると、現状、非労働者数は数十万人に上っており、労働者に高賃金を支給するなどの魅力的な条件を提示することによって、今後は失業率が3.5%に低下する可能性があるという。
平均時給は、前月比で4セント(約4円)上昇し、率にすると0.1%の上昇となった。また、前年同月比で見ると2.6%の上昇で、エコノミストらの予測を若干下回った。
米雇用統計が予測を下回り、一時的にドル売りの展開
4月の米雇用統計において、非農業部門の就業者数が市場予測を下回ったことにより、ユーロ・ドルは、一時的にドルが売られる展開となり、1ユーロ=1.2000ドルに上昇した。
しかしながら、その後はドルが買われる展開となり、5月4日は前日比で0.56%下落し、1ユーロ=1.1920ドルで取引された。米雇用統計は、ユーロ・ドルの相場には大きな影響をもたらさない結果となった。
(画像はCNN Moneyより)
▼外部リンク
REUTERS
https://www.reuters.com/
CNN Money
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FXSTREET
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