最終更新日 2018年5月5日
これまでは銀行に避けられてきた仮想通貨
米国の大手メディアThe New York Timesは5月2日、ゴールドマン・サックスがビットコイン関係のサービスを開始することを取り上げた。
ほとんどの大手銀行は、不祥事がからむ仮想通貨のビットコインには係わらないように努めてきた。ゴールドマン・サックスは金融界でおそらく、最も知名度の高い銀行だろう。その銀行がリスクに立ち向かい、ビットコイン取引開始に向けた計画を進めている。これはウォール街の銀行の中では、初の取り組みだろう。
ゴールドマン・サックスでは最初、ビットコインの実際の売買は行わないが、追加リスクに対処する方法を見つけ規制当局の承認を受けるなどの方向で、担当チームが検討を進めているという。
ビットコインに投資したい顧客のニーズに
ゴールドマン・サックスは著名な銀行ではあるが、批判も多い。それにしてもビットコインに対して前向きな検討を行うなど、数年前には考えられなかったことだ。
関係者の談話によると、同銀行はビットコインは通貨ではないという認識を変えてはいないが、詐欺だとは思っていない。顧客がビットコインに投資したいとの要請に応えたという。
ゴールドマン・サックスは数週間以内に、顧客によるビットコイン先物取引を支援するために、銀行の資金の使用を開始する。さらにもっと柔軟な独自の先物商品を開発して、顧客に提供していく予定だ。
(画像はpixabay.comより)
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The New York Times 記事原文
https://www.nytimes.com/