最終更新日 2018年3月30日
金委員長の外国訪問は、就任以来初
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は、3月25日から28日にかけて中国の首都北京を訪問し、習近平国家主席と会談した。中国国営の中国中央テレビ(CCTV)が報じた。
同委員長の外国訪問は、2011年に北朝鮮の最高指導者に就任して以来、初となる。
中国のメディアによると、同委員長は会談において、同国家主席に対し、朝鮮半島の非核化について誓約したという。なお、北朝鮮のメディアは、同委員長が非核化に言及したことには触れていない。
また、新華社通信によると、同委員長は、北朝鮮、および韓国と米国が、平和に向けた足並みをそろえることができれば、朝鮮半島の核問題は解決の方向に向かうとの考えを示した。
ドルに対し韓国ウォン、中国元は上昇
金委員長の中国訪問により、東アジアにおける地政学リスクが緩和に向かうとの見方から、ドルに対し、韓国ではウォンが買われる展開となり、中国では、中央銀行である中国人民銀行が元高に設定した。
3月28日、ドル・ウォンは、ドルが前日比で0.75%下落し、1ドル=1067.06ウォンで取引された。また、中国人民銀行は、27日の時点で1ドル=6.2816元に設定していたが、28日には1ドル=6.2785元とした。
(画像はCNNより)
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