最終更新日 2018年3月22日
週明けの為替市場ではニュースを受けてポンドが上昇
英国を本拠地とするPound Sterlingは3月19日、ブレグジット交渉において英国の脱退過渡期に関する合意の草稿が発表され、週明けの為替市場でポンドが上昇したことを取り上げた。
欧州連合側のブレグジット交渉を主席で担当するミシェル・バルニエ氏は3月19日、合意の草稿を発表し、合意は英国の「秩序ある脱退」を可能にする「決定的なステップ」であると評価した。同氏によると、これまで未解決であった脱退に関する課題の大半で、合意に至ったという。
このニュースを受けてポンドは対ユーロで0.5%急騰して1.1433となり、週明けの為替市場において、主要通貨の中でベストの値動きを示した。
2016年の国民投票以来の不安を大幅に軽減
バルニエ氏が記者団に語ったところによると、交渉はまだ終わっておらず、アイルランドの国境問題は依然として残っているという。氏は記者団に対して、全ての合意に至るまで合意は実現していないことを思い出させた。
それにもかかわらず英国のポンドにとって、今回のニュースは2016年6月に行われた国民投票以来、通貨を圧力下においた不確実性を大幅に取り除いたことを意味している。
(画像はpixabay.comより)
▼外部リンク
Pound Sterling 記事原文
https://www.poundsterlinglive.com/