最終更新日 2018年3月18日
前年同月比では3.5%上昇
米労働省は3月15日、2月の輸入物価について、前月比0.4%上昇したと発表した。市場予想は0.2%の上昇で、市場予想を上回った。
また、前年同月比では3.5%上昇した。なお、石油を除く輸入物価は0.5%の上昇となった。
部門別に見ると、資本財が0.6%上昇、自動車を除く消費財が0.5%上昇した。資本財の伸び率は、約10年ぶりの大幅な伸びを示したほか、自動車を除く消費財は、約4年ぶりの大幅な伸びとなった。一方で、石油製品は0.5%下落した。
エコノミストは、今年は物価上昇が進行すると予測している。その要因として、労働市場において人手不足感が見られること、ドル安の進行、財政出動をあげた。
主要通貨に対し、ドルは上昇
2月の輸入物価が上昇したとの発表を受け、主要通貨に対する米ドルの価値を示した米ドル指数は、米東部時間3月15日午前9時の時点で0.17%上昇し、89.91となった。
ドルは、主要通貨に対しても上昇し、ユーロ・ドルは0.22%下落して1ユーロ=1.2340ドル、ポンドは0.18%下落し、1ポンド=1.3939ドルで取引された。
なお、ドル・円は一時的に105円台後半で取引されたが、日本時間3月16日の未明に106円台を回復した。
(画像はInvesting.comより)
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