最終更新日 2018年2月20日
外貨準備金、過去最高
This Dayでは2月18日、ナイジェリアの外貨準備高が高い成長率を記録していると報じている。資産の国外流出を食い止めるナイジェリア中央銀行(CBN)の政策だ。
2月に428億ドルに増加
CBNによると、現地での外貨準備高が1月15日の時点で404億ドル、過去4年間で最も高い成長率を記録していると発表。また2016年10月に232億ドルであったのが、17ヶ月後の2018年2月13日には428億ドルに増加。約86%の伸び率だ。
また11月には連邦政府がユーロ債を介して30億ドルを調達。ユーロ債は110億ドル超過し、10年債券の発行利回りは6.5%、30年債券は7.625%に分割された。外貨準備金は為替市場の流動性を維持し、GDP成長率を押し上げると期待されている。
原油価格に影響する経済
準備金の急速な伸びは、主に外国のポートフォリオ投資家による石油原価の上昇とFXの流入によるものと考えられてる。
原油価格は1月2日に1バレル61.22ドルで取引、2月14日には60.62ドルに引き下げられた。1バレル60ドルを下回った場合、新しいユーロ債を発行する場合を除いて準備金の大きな伸びは期待できないという専門家の意見もある。
世界経済見通し報告書による成長予測が期待されているが、実際にはナイジェリアの市場は原油価格に依存しており、石油部門以外での利益は経済成長率に反映していない。
(画像は写真ACより)
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