最終更新日 2018年2月13日
パート労働者が大幅減 正社員の雇用は増加
カナダ統計局は2月9日、1月の失業率を5.9%と発表した。12月の失業率は5.8%で、失業率が悪化した形だ。
また、雇用者数は約8万8000人減少した。雇用者数の減少幅は2009年以来で最大となった。
特にパート労働者の失業者が多く、約13万7000人に達した。中でもパート労働者の失業者数が多かったのはオンタリオ州で、約5万9000人だ。
パート労働者の失業者数は、1976年に統計を取り始めて以来、最大となった。一方で、正社員の雇用は4万9000人増加した。
1月こそ失業者数が増加したものの、カナダではこの12ヶ月間で、正社員の雇用が約41万4000人増加した。
これを踏まえ、エコノミストは、1月に失業者数が増加したことが、経済の悪化につながるとは考えにくいとの見解を示している。
失業率悪化の発表に伴い、カナダドルは下落
カナダの失業率悪化の発表に伴い、カナダドルは米ドルに対して下落した。
2月9日東部標準時午後4時の時点では、1米ドル=1.2596カナダドルで取引されていたものの、カナダドルが売られる展開となり、1米ドル=1.2690カナダドルとなった。
しかしながら、カナダドルが1米ドル=1.2561カナダドルまで買い戻される場面もみられた。
(画像はthestar.comより)
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