最終更新日 2018年2月7日
新規受注と雇用の項目は、指数が60を超える
米サプライマネジメント協会(ISM)は2月5日、1月の非製造業景況感指数を59.9と発表した。市場予測は56.5で、予測を大きく上回った形だ。また、同指数は前月比で約4ポイント上昇した。
同指数は、昨年10月に60.1を記録したが、1月の指数は、昨年10月に次ぐ高さだ。また、同指数は、2008年以来の高水準となる。
業種別の指数を見ると、飲食業や不動産業でなどでゆるやかに上昇しているが、サービス業は8年連続で上昇を続けている。
また、同指数を項目別に見ると、新規受注が62.7、雇用が61.6で、60を上回る項目が見られた。
同指数は、50を超えると好況、50を下回ると不況の目安となるが、60を超えると、非常に景気が良いことを示す。
米では、昨年から景気が改善傾向だが、市場では、景気改善の流れが今年も続くとの見方もある。
指数が予測を上回ったものの、株価下落で円買いの展開
同指数の数値が上昇すると、景気改善の予測から、ドルが買われる展開となりやすい。
しかしながら、ニューヨーク市場や東京市場で株価が急落したことで円が買われる展開となり、6日の午前は、1ドル=108円台での取引が行われている。
(画像はCNBCより)
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