スーダン中央銀行、ドルの為替レートを引き下げ

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最終更新日 2018年2月7日

スーダンポンドの為替レート

REUTERSは2月4日、スーダン中央銀行が不足しているドルを、1ドル31.5スーダンポンドを上限とした為替レートに引き下げる決定を行ったと発表した。

1ドルの上限は31.5スーダンポンド

スーダンポンドは今年闇市場で最低水準を記録。国際通貨基金(IMF)から通貨の自由浮動への後押しもあり、1ドル当たり6.7から18スーダンポンドに切り下げられたためだ。

政府は市場で決定された為替レートを排除したが、中央銀行は当時の1ドル16~20スーダンポンドから、1ドル28.8〜31.5ポンドに縮小する予定だとロイター通信に答えている。投資家によると日曜日の闇市場の為替レートは1ドル38スーダンポンドだった。

中央銀行は外部の闇市場で購入したドルの預金を許可していないため、輸入の需要には商業銀行に流動性を持たせることになるだろうと述べた。

スーダンの経済状況

現在の銀行システムでは外貨が不足しており、輸入業者はますます高価な闇市場に頼らざるを得ない。

スーダンの経済状況は苦境を強いられている。しかし昨年10月に米国が20年来の制裁を解除したことから、IMFが徹底的な改革に乗り出すようアドバイスした。

先月、その改革の一環として予算案における補助金カット、それに伴うパン価格の倍増があったため、現地では抗議デモが発生している。

(画像は写真ACより)

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REUTERS
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