最終更新日 2018年2月2日
金融緩和政策の継続で、インフレ率上昇を見込む
日本時間2月1日午前4時に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明によると、政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を1.25~1.50%に据え置くという。
金利誘導目標を据え置く要因としては、食品とエネルギーを除いたインフレ率は上昇傾向であるものの、総合的に見ると、インフレ率が2%を下回っているためだ。
FOMCは、金利の据え置きと金融緩和政策の継続により、インフレ率は2%に上昇していくと見ている。
また、FOMCの声明においては、失業率が低水準で労働市場に力強さが見られること、家計支出や企業の設備投資は堅調であるとの見解が示された。
ユーロや円は、対ドルで下落
FOMCがFF金利の誘導目標を据え置く声明を発表したことにより、ドルが買われる展開となっている。
ユーロは対ドルで下落し、一時的に1ユーロ=1.23ドル台で取引された。また、円もドルに対して下落傾向だ。
ムニューチン財務長官のドル安容認発言により、先週末から円高ドル安傾向が続いていたが、FOMCの声明発表もあり、2月1日午前の時点では、1ドル=109円台前半で取引されている。
(画像はFXSTREETより)
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