メキシコ中銀 政策金利を7.50%に据え置き

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最終更新日 2018年5月19日

インフレ率は低下傾向 2016年下期以来の低水準

メキシコの中央銀行であるメキシコ銀行(以下、メキシコ中銀)は5月17日、政策金利を7.50%に据え置いた。ロイター通信が報じた。政策金利の据え置きは市場の予想通り。

メキシコ中銀は、インフレ目標を3%に設定しているが、4月のインフレ率は4.55%で、2016年下期以来の低水準に落ち着いた。

しかしながら、メキシコ中銀は、「経済の先行きが不透明な現状において、インフレに関するリスクバランスは上向きの傾向」との見解を示した。

一方、メキシコペソはドル高が要因で、今月に入り約5%下落している。

さらに、今後実施される北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉協議と、7月のメキシコ大統領選の結果次第では、メキシコペソが下落する可能性も否定できない。

メキシコ中銀は、メキシコペソの価格動向によっては、今後、利上げを実施する可能性について示唆した。

メキシコペソは、比較的落ち着いた値動きに

メキシコ中銀が政策金利を据え置いたことにより、ドル・メキシコペソは比較的落ち着いた値動きとなっている。5月17日は、1ドル=19.75~65メキシコペソ前後での取引が行われた。

なお、ドル・メキシコペソは、1年2か月ぶりの高値水準となっており、5月15日には、1ドル=19.92メキシコペソの値を付けた。

(画像は写真ACより)

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