英がロシアに対して制裁措置 ロシアは反発

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最終更新日 2018年3月16日

ロシア元スパイへの襲撃が、制裁措置の発端に

3月4日、英南部ソールズベリーにて、ロシアの元スパイであるセルゲイ・スクリパリ氏とその娘が、ロシア製の神経剤を使用され、意識不明の重体となった事件に対し、英のメイ首相は3月14日、23人のロシア外交官追放を含む制裁措置について発表した。

同首相は、犯行においてはロシアが関与している可能性が非常の高いとの見方を示している。

制裁措置の内容としては、外交官追放のほか、英国民の生活が脅かされると判断した場合に、ロシアの国家資産を凍結すること、FIFAワールドカップロシア大会への出席を予定していた閣僚ら、および英王室のメンバーが欠席すること、両国の政府高官による外交の中断などをあげた。

一方、ロシア外務省は、英による制裁措置に対し、「これまでにないほどの悪質な挑発」と位置づけた。また、同省は、制裁措置に対して、断じて受け入れられるものではないとの認識を示している。

なお、ロシアのラブロフ外相は、化学兵器禁止条約に基づいて英から正式な要請を受けた場合、10日以内に回答する考えを示した。

ルーブルは、ドルやユーロに対して下落

3月14日の時点においては、ルーブルはドルやユーロに対して値を下げている状況だ。

ドル・ルーブルは0.24%上昇し、1ドル=57.1711ルーブルで取引されたほか、ユーロ・ルーブルは0.06%上昇し、1ユーロ=70.7050ルーブルで取引された。

なお、米ドル指数は89.71で、前日比でほぼ横ばいの状況となった。

(画像はBBC NEWSより)

▼外部リンク

BBC NEWS
http://www.bbc.com/news/uk-43402506

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