アジア通貨、米ドルの金利引き上げによる影響で下落傾向

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最終更新日 2018年2月23日

多くのアジア通貨が下落

米ドルの金利引き上げによる影響で、ほとんどのアジア通貨が下落。BUSINESS RECORDERは2月21日、金利引き上げと米国連邦準備理事会の政策はアジア通貨に圧力をかけると報じている。

米ドルの金利引き上げ

ドル指数は89.686となり0.2%の上昇。金曜日には3年ぶりの安値となっていた88.251から1.6%上昇した。

米国の10年国債の利回りは、2.8877%で4年ぶりにピークを迎えている。投資の需要は政府の債務供給が2,080億ドルと発表したことに起因している。

米国市場は10年債権利回りを3%の基準で予測しており、その水準に達すると、リスク回避の手段が取られるだろうと専門家は指摘している。

韓国やインドも大きく影響

それによりアジアでは韓国ウォンが4回連続で下落。マレーシアリンギット、インドルピー、タイバーツも低下している。中でもインドルピーは64.94ドルとなり3ヶ月ぶりの安値だ。

インドは貿易赤字の拡大、国営銀行大手パンジャブ・ナショナル・バンク(PBN)の詐欺被害などが影響し、ドルに対し2番目に下落したアジア通貨となった。インドの株式への外国投資総額は今月マイナスに転じている。

一方で上昇したのは台湾ドルとフィリピンペソ。インドネシアのルピアも0.07%上昇し、海外投資家の拡大を促すとアナリストたちもポジティブに捉えている。

(画像は写真ACより)

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