米国規制当局、暗号侵害の疑いでテザーに召喚状を提起

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最終更新日 2018年2月2日

テザー、詐欺疑惑で召喚状

1月30日のTHE VERGEによると、米国商品先物取引委員会(CFTC)は仮想通貨取引業のテザー(Tether)とビットフィネックス(Bitfinex)に対し、召喚状を出したと報じている。

監査や要求にいまだ応じず

これは、匿名の情報筋がブルームバーグに対し明らかにしたもので、テザーが暗号侵害の疑いがかけられている内容に関してだ。2つの企業のCEOは同一人物でJan Ludovicus van der Veldeとあるが、その詳細は明らかになっていない。

テザーではビットコインを購入するとすべてドルに変換し、準備金として保管されるシステムになっている。しかしユーロや円などから暗号(トークン)での取引を行った後、昨年11月には悪質なサイバー攻撃で3,100万米ドルが盗まれたと発表している。

テザーはそうした事実や準備高について証明する外部監査を求められていたが、同社の監査に取り組む予定であったフリードマン(Friedman LLP)との関係も打ち切る。現在も要求やコメントには一切対応していない。

オンライン取引に対する厳しい追及

テザーの現在の時価総額は、暗号侵害の疑いによる影響で価格の高騰を受け、22億米ドルとなっている。

CFTCは暗号侵害などの詐欺事件に対し締め付けを厳しくしている。そのため最近では、ビットコインやライトコインに関し連邦裁判所からの執行措置を受けた人や企業が提起しているケースもある。

(画像は写真ACより)

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THE VERGE
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