最終更新日 2018年1月30日
「24日の発言は、公正なものである」
ムニューチン米財務長官は1月26日、米のニュース放送局CNBCの取材に対し、長期的な視点で見れば、米ドルが強くなることによって、国益がもたらされるとの考えを示した。
同財務長官は1月24日、ドル安を容認する旨の発言を行ったが、それを受け、ドルは下落した。
これに対し同財務長官は、24日に発言した内容については、公正なものであるとの認識を示した。
その理由について同財務長官は、米ドルの推移を短期的にとらえるのではなく、長期的に米ドルが強くなれば、国益が期待できるためとした。そのため、24日の発言内容については整合性がとれているとの考えを示した。
「為替相場を動かすために発言したものではない」
また、同財務長官は、為替相場を動かすためにドル安容認発言をしたのではないと述べた。
バンクオブアメリカ・メリルリンチのストラテジストは、同財務長官の発言を誤解したのは市場の方であり、ドルに対しては、短期的な視点ではなく、長期的な視点でとらえるべきとして、同財務長官の考え方に同意した。
しかしながら、同財務長官の24日の発言が尾を引いているためか、ドルは、主要通貨に対して下落傾向だ。29日午前の時点では、1ドル=108円台後半で取引されている。
(画像はCNBCより)
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