ドラギ総裁のコメントでユーロ高騰、DXY沈下

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最終更新日 2018年1月29日

ヨーロッパ中央銀行(ECB)はこれまでの政策維持

Nasdaqは1月25日、ECB金融政策会議の終了後に行われたドラギ総裁のコメントを受けてユーロが上昇、米ドルインデックス(DXY)が下降したことを取り上げた。

トランプ大統領の保護貿易主義のおかげでドルは既に守勢に回っているが、洗濯機とソーラーパネルに対する高い関税が承認され、市場に不安を広めた。水曜日には米財務庁長官によるドル安を歓迎するとのコメントが報道され、ドルはユーロに対して値を下げた。

木曜日に報道されたドラギ総裁のコメントはEC経済の広範で堅調な成長を認め、ユーロ高値への懸念を示したが、為替市場を驚かせる内容は見られなかった。

ユーロは米ドルに対し1.2536で2014年12月中旬以来の高値をつけ、DXYは88.438で過去3年の最安値を記録した。

現在のユーロ高値は想定範囲内、ドル売りはテクニカル

ドラギ総裁のコメントは市場の予想に沿った穏健な内容で、力強い指針に欠けていたと指摘する声もあった。

専門家は総裁の記者会見後のユーロ上昇は想定範囲内と受け止めており、現在のドル売りはテクニカルなもので、市場の動きに追随する多数の投資家がやや危険な水域に足を踏み込んでいるとの見方もある。

ブレグジット成功への期待感でポンドも上昇、カナダドルは木曜日に原油価格上昇を受けて米ドルに対して高値をつけた。

(画像はpixabay.comより)

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