FXでキャリートレードを使う時の基本とは?

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最終更新日 2018年1月27日

トレードで派生する貨幣の金利差を利用

Daily Forexは1月24日、FXにおけるキャリートレードの基本をまとめた記事を掲載した。

貨幣にはそれぞれの金利があり、外国為替取り引きではその差が発生する。例えば「long USD/JPY」では、円を売って米ドルを買う。キャリートレードの場合は米ドルの利子を受け取り、日本円の利子を払う必要がある。この二つの合計が、プラスの場合もマイナスの場合もある。

ここで問題になるのは、この利子がブローカーによって決められ、短期の銀行間金利(LIBOR)など公的な金利以外にも、サービス料が含まれていることだ。キャリートレードで増殖を狙う場合には、ブローカーのサービス料も把握しておいた方がいい。

金利の高い貨幣と低い貨幣を組み合わせる

キャリートレードでプラスの結果を生むためには、トルコのリラ、南アフリカのランド、メキシコのペソなど金利の高い通貨を買い、ユーロや円、スイスフランなど金利の低い通貨を売ればいい。

しかしそれは、質が高くて流通量の高い通貨を売って、不安定な経済の通貨を買うことにほかならない。たとえキャリートレードで年間8%の利益を上げたとしても、それが取り引き本体の1日の変化で霧消してしまうこともある。

キャリートレードで成功するには細心の注意を要するが、それは迫り来る舗装工事車両の前で小銭を拾うような行為だとも言える。

(画像はpixabay.comより)

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