最終更新日 2018年1月26日
2010年、アラブの春はチュニジアの革命から始まった
ロンドンを本拠地にヨーロッパ28カ国でビジネスニュースを配信するEuropean CEOは1月23日、チュニジア政府が近い将来FX市場開設を目指していることを取り上げた。
チュニジアの革命はアラブの春を引き起こし、2010年から2011年にかけて北アフリカと中東諸国に広がった。民衆の蜂起以来7年、チュニジアは民主主義への移行において大きな進歩を遂げたが、経済の分野ではまだ大きな課題が残っている。
現在のチュニジア政府は、経済成長の促進と金融市場の発展に力を注いでいる。政府の目標の1つに、近い将来為替市場で小売りのセグメントを開放することも含まれている。
過去10年間、世界の多くの国で為替小売市場が開設
現在チュニジアの外国為替取り引きは銀行間の市場に限られているが、政府は同国通貨のディナールを民間投資家にも転換可能な貨幣にするための準備を進めている。
こうした小売市場の開設は過去10年間、世界中の多くの国で行われてきた。
チュニジアは2016年にIMFから29億ドルの融資承認を受けたこともあり、ディナールが転換可能な貨幣になるためには、克服するべき課題が残っている。記事で紹介された同国の会社は銀行などを顧客としており、EUR/USDの扱いが多いという。
(画像はpixabay.comより)
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European CEO 記事原文
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