最終更新日 2018年7月20日
ETFの増加を検討
ブルームバーグは7月17日、インドネシア証券取引所(IDX)が現地の上場投資信託(ETF)の数を増やすことを検討していると報道。第2位の株式市場を誇る中国の動きに合わせた政策だとしている。
グローバル投資家を誘致する
今年初め、新興諸国市場の指数を示すMSCIエマージング・マーケット・インデックスに中国が株式を追加。
この動きはグローバル投資家のポートフォリオにおいて他の市場の分配を減らし、今年はインドネシアの株式から36億ドルの流出を促したとアナリストらは指摘している。
IDXのディレクター・Widodo氏は、さらなる売り上げ拡大を目指すため、グローバル投資家に対応できるようETFの数を14から19に増やし、他の金融商品でもストックオプションを導入する予定だという。
IDXは日々の平均取引高を今年の9兆ルピア(約6億2500万ドル)から、3年で12兆ルピア(約8億3000万ドル)まで伸ばしたいとしている。上場企業の市場価値は、今日の6,600兆ルピアから3年間で1兆ルピアに増加すると見込んでいる。
新興市場の経済バランスを
中国は、貿易摩擦などにより新興市場の成長に逆風となる脅威を与えており、今年のジャカルタ総合指数も8%下落しているという。
Widodo氏は、新興市場で発展している他の地域に追いつくため、ETFを主流に新しい商品を提供しながら、市場のバランスを保つ必要があると述べている。
(画像は写真ACより)
▼外部リンク
Bloomberg
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