最終更新日 2018年7月19日
ポンドは対ドルでここ10カ月の最安値に
通貨市場のニュースを配信するInvestingは7月18日、英国のインフレ率の発表と通貨市場の反応を取り上げた。
英国の統計局が発表した6月のインフレ率は年率で2.4%、市場の期待した2.6%を下回った。基礎インフレ率は先月の2.1%から鈍化して1.9%、予想された2.2%に届かなかった。
消費者物価指数発表の前日に公開された英国の雇用関係のデータでは、記録的な雇用率にもかかわらず賃金の伸びの鈍化がうかがわれた。
ポンドは対ドルで昨年9月5日以来の最安値、1.3011ドルを記録した。ロンドン時間で水曜日午前9時6分には1.3039ドルだった。
FRBが楽観的なコメント、ドル需要を維持
ブレグジットの不透明感や現政権の安定度に対する懸念でポンドは火曜日には1%安となっていた。EUR/GBPは過去4カ月の最安値0.8923に付けた後、0.8912まで持ち直した。
米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が火曜日に議会で米国経済の先行きについて明るい認識を示したことから、米国の金利引き上げの見通しが強まり、ドル需要が続いた。
6大主要通貨対するドルインデックス(DXY)は0.34%上昇して95.04となり、6月下旬に記録したここ11カ月での最高値95.25に近づいた。
(画像はcommons.wikimedia.orgより)
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