最終更新日 2018年7月11日
特許出願を公開
Coindeskは7月9日、中国工商银行(Industrial and Commercial Bank of China:ICBC)が、金融資産の迅速な取引のためにブロックチェーンシステムの特許を取得しようとしていると報じている。
場所を特製せずに低コストでの取引
同銀行は金曜日に特許出願を公開。金融資産の迅速な取引を目指すため、ブロックチェーンシステムを使ったプラットフォームを想定している。
あるユーザー機関がトランザクションを要求すると、スマートコントラクトがトリガーされ、地域や場所の特定を受けずに送信者のアカウント残高、名称、トランザクション量など、データに基づいてトランザクション検証を行う。
同銀行は、既存システムの仲介者を排除し、金融資産の向上させることが目的だと説明している。既存のシステムでは貴金属や先物取引、銀行間取引など、特に国境を越えた取引において双方の支払いは遅いうえにコストもかかるからだ。
安定性と柔軟性のあるシステムを
ICBCは中国の「ビッグ・フォー」に入る国有商業銀行であり、世界規模でも高い総資産を有している。2017年のサウスチャイナ・モーニング・ポストの報告によると、資産は24.9兆元(3.6兆米ドル)とされている。
そのため効率性とコスト、安定性と柔軟性など革新的な財務需要への対応が求められており、ブロックチェーンシステムでの分散したネットワークが必要なのではとしている。
(画像は写真ACより)
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Coindesk
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