最終更新日 2018年6月24日
5月の数値が高く、今月は単なる修正との見方も
米フィラデルフィア連邦準備銀行は6月21日、6月の製造業景況指数を19.9と発表した。米で金融ニュースを提供するマーケットウォッチが報じた。
5月の数値は34.4で、前月より大幅に下回った形だ。また、市場予測の28も下回った。
項目別に見ると、新規受注が前月比で約23ポイント低下し、17.9となった。一方、出荷は25.8で、前月比2.9ポイント上昇した。結果的に6月の同指数は低下したが、他の月と比較すると5月が突出して高い状況となっている。
パンテオン・マクロエコノミクスのエコノミストは、今月に同指数が低下したのは、ここ最近懸念されている米中間貿易戦争の追加関税に対する懸念ではなく、単なる修正との見解を示した。
4月の米住宅価格指数も伸び率低迷 ドル売りの展開に
そのほか、同日には4月の米住宅価格指数も発表されたが、伸び率は0.1%にとどまり、市場予測の0.3%を下回った。そのため、同日はドル売りの展開となった。
同日は、1ユーロ=1.16ドルを超え、一時、1ユーロ=1.1633ドルの値をつけた。また、主要通貨に対する米ドルの価値を示す米ドル指数は、一時的に94.33まで下落した。
(画像はMarketWatchより)
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