最終更新日 2018年5月16日
市場の成長と政府のコミュニケーション
Thejakartapostは5月14日、インドネシア政府のコミュニケーションスキルの乏しさが、国全体のポートフォリオ投資の成長を妨げているという、アナリストの意見を掲載している。
株式市場に対する投資率の悪さ
投資家は経常赤字と財政赤字の2つを懸念しているということだが、マニュライフ香港のマネージメントディレクター・タン氏によると、それは重要ではないという。
実は、インドネシア株式のパフォーマンスは悪くないと語る。国際通貨基金(IMF)の調査によると、インド、オーストラリア、米国も経常赤字を示している。その中でオーストラリアのGDPは1.9%の赤字、インドは2.3%とさらに高い。
ルピーの為替レートは心理的なレベルで1ルピア当たり14,000米ドルに達し、インドルピー以降アジアで2番目に最悪の通貨となってしまっている。
問題は赤字ではなく、政府の伝え方
一方ジャカルタの株価指数は2017年に19.99%上昇し6355.65となったが、2018年第1四半期に急速に回復。指数は8.91%低下し、先週火曜日の段階で5,744.72となっている。
それにも関わらずインド株式の株価収益率(PER)は30〜40。なぜインドはインドネシアよりも投資の収益率が良いのか。タン氏は、インド政府が投資家に改革を伝える、コミュニケーション能力を持っていることだと説明している。
(画像は写真ACより)
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