最終更新日 2018年4月18日
シリア情勢によるポンド相場への影響は限定的
ポンド・ドルが上昇傾向だ。4月16日の欧州市場において、ポンド・ドルの最高値は1ポンド=1.4313ポンドとなったが、米国市場ではポンド・ドルがさらに上昇し、16日の最高値は1ポンド=1.4339ポンドとなった。
グリニッジ標準時16日午後5時の時点では、1ポンド=1.4329ドルで取引された。
4月13日(日本時間14日)、トランプ米大統領は、シリア政権の化学兵器施設に攻撃を命じ、米英仏軍は合同で化学兵器施設に攻撃を行った。
シリア情勢は、為替相場に影響を与える懸念があったものの、大きな影響は見られなかった模様だ。
EU離脱が順調に進むと、ポンド高の可能性も
英国においては、むしろシリア情勢よりも、英国の中央銀行であるイングランド銀行が来月にも利上げを実施する可能性について注目が集まっている。利上げが実施されれば、ポンド高の展開へとつながりやすい。
さらに、英国は来年3月にEU離脱を予定しているが、EU離脱に関する交渉が順調に進めば、ポンドが上昇する可能性となり得る。
そのほか、テクニカル分析から判断すると、今後は、1ポンド=1.50ドルの水準にまで上昇するとの見方もある。
(画像はpixabayより)
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