最終更新日 2018年4月13日
欧米自動車メーカーの株価は軒並み上昇
中国の習近平国家主席は4月10日、中国・海南省で開催されたボアオ・アジアフォーラムにおいて、自動車の輸入関税を大幅に引き下げる方針を発表した。また、輸入関税の引き下げは、自動車以外の製品も対象となる見通しだ。
同国家主席は、中国が輸入を拡大することで、貿易不均衡の改善を図りたい考えだ。
米中間の貿易戦争が懸念されていた中、同国家主席が自動車の輸入関税引き下げを表明したことにより、米国では10日、自動車メーカーの株価が軒並み上昇した。上昇率は、テスラが5.2%、ゼネラルモーターズ(GM)が3.3%。
また、自動車メーカーの株価上昇は欧州にも及び、BMWは3%上昇した。
輸入拡大の発言で、輸出産業が強い国の通貨が上昇
同国家主席が輸入を拡大すると発言したことを受け、10日は、輸出産業が強いカナダやオーストラリアの通貨が上昇した。
米ドル・カナダドルは、1米ドル=1.2703カナダドルで取引され、2月27日の1米ドル=1.2687カナダドルに迫る水準となった。
また、米ドルに対して豪ドルが買われ、豪ドル・米ドルは0.3%上昇し、1豪ドル=0.7699米ドルで取引された。
(画像はCNBCより)
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