最終更新日 2018年3月1日
経済動向によっては、年4回の利上げも示唆
連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は2月27日、米下院金融委員会で、先週末に公表した金融政策報告書に関する議会証言を行った。
同議長は、米経済が堅調に推移していることを踏まえ、利上げを実施すべきとの考えを示した。また、同議長は、今後の経済動向によっては、年内に4回利上げを実施することも示唆した。
同議長は、米経済が堅調に推移している背景として、労働市場が堅調であることをあげた。2017年の後半から失業率は低水準で推移しており、完全雇用に近い状況であるとの見方を示した。
また、同議長は、インフレ率が目標値である2%を下回っている状況ではあるものの、世界の経済が堅調に推移していることもあり、利上げが最善との認識を示した。
パウエル議長の証言により、ドル買いの傾向
同議長が米経済が堅調であること、また、利上げの見通しを示したことから、ドルが買われる展開となった。27日の時点では、ポンド・ドルは1ポンド=1.3898ポンドに下落、ユーロ・ドルは1ユーロ=1.2264ドルに下落した。
また、ドルに対して円が売られる展開となっており、28日午前の時点では、1ドル=107円30銭~40銭での取引が行われている。
(画像はYAHOO! NEWSより)
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