最終更新日 2018年7月3日
第1四半期に市場の動きが再び活性化
米国を本拠地とするGlobe Newswireは6月29日、「2018 World Finance Forex Awards」の発表に際し、今年前半の為替市場を取りまく情況をまとめた。
金融市場は概して安定を好むが、FXトレーダーは違う。今年第1四半期は為替市場に変動が戻り、ようやく収益性を見いだして安堵した人もいるだろう。世界的な貿易紛争の脅威や地政学的な波乱が、トレーダー期待の不確実性を市場に供給している。しかしこの情況を有利に活用するには、専門的な知識が必要だ。
今年のベストFXブローカーにはアジア地区でFXTM、欧州ではXM、中東でHYCM、北米でForex.comが選ばれた。
先端技術の導入、規制環境、後半の展望
優れたブローカーには先端技術の導入に力を注いでいる者が多い。人間による取引はすぐにはなくならないだろうが、AI(人工知能)を利用したツールが人間より良い成績を上げつつある。
ブロックチェーン技術もブローカーがより透明性の高い取引を迅速に実施することを可能にし、将来が期待されている。
法的環境においては、ユーロ圏が規制強化の方向であることに対して、大西洋を隔てた北米では、トランプ大統領が2008年の金融危機後に施行された規制法案を緩和する方向で動いている。
世界の外為市場は市場ごとに異なるルールや安定性に支配されつつも、今年後半に向けて、再び安定性が増しているようだ。優れたブローカーは収益性の高い取引を目指す上で、今もさまざまな課題に直面している。
(画像はcommons.wikimedia.orgより)
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